SMAPの木村拓哉(33)が、来年1月クールに放送するTBS系連続ドラマ「華麗なる一族」に主演することが15日、発表された。「白い巨塔」「女系家族」などドラマ化作品でも知られる作家・山崎豊子さん(81)の名作のひとつで、銀行を中心にした大財閥・万俵(まんぴょう)家を描く社会派ドラマ。木村は一族の“長男”で会社役員を務める鉄平役を務め「真のリーダーのあるべき姿」を表現する。
2005年4月クールのフジ系「エンジン」以来、約1年半ぶりの連続ドラマで、山崎作品の名作に木村が挑む。「華麗なる一族」は、1973年発表された小説で上中下巻合わせて115万部を超えるベストセラー。銀行を舞台にした金融再編を背景に、大財閥・万俵家を描く。
木村の起用について、TBSは「真のリーダーのあるべき姿を表現したい。物づくりに一生懸命で熱くて真っすぐで、周りの人を自然に引きつける魅力ある男。あらゆる世代の人々から支持され、圧倒的な存在感を持つ木村さんに演じてほしかった」と説明。山崎さんも「鉄平は男のロマンと強い意志を持った設定で、難しい役柄。木村さんの目には純粋さと悲しみがあります。そんな彼がどう演じるのか」と期待を寄せる。
一族は銀行頭取の家長・大介を中心に長男・鉄平は特殊鋼メーカーの専務で、鉄平の妻は代議士の娘。大介は妻と愛人が同居する奇妙な家庭で二男は父の銀行に勤務、長女の一子は大蔵省のホープに嫁ぎ、二、三女も華やかな生活を送っている設定だ。
ドラマはキムタク演じる鉄平を主人公に、原作と同じ70年代の設定。山崎さんは「単なる経済小説にとどまらず、人間の根源である血脈を背景に親子の葛藤(かっとう)を描いた人間ドラマ」と作品の思いを語っており、TBSも「鉄平が志のために必死で闘う姿に、現代のリーダーの求められる『人間の身の処し方』の観点を濃く刻んでいきたい」。
木村自身は「この作品に参加させてもらえて本当に光栄」とコメント。すでに撮影も始まり、役に合わせ、髪の毛も思いきって10センチほど切った。「企業のリーダー役」にふさわしい格好も整え、役者としてさらなる新境地を開こうとしている。
テーマのひとつが一族の生きざまのぶつかり合い。キムタク以外の一族のキャスティングも大物ぞろいで11月の制作発表でお披露目される。
情報 ヤフーニュース
スマスマのpv良かったですね。キムタクのドラマ楽しみです。